ベトナムでは、マラソン競技はまだそれほど盛んではありません。最も熱いスポーツは、やはり、サッカーでしょう。アジアでの実力は、かなりのレベルですから、ベトナム国民の応援にも自然と力が入ります。 ところが、マラソン競技は、優秀なトレーニングコーチが少ないこともあり、世界記録とベトナム国内記録のタイム差が中々縮まりません。女子選手のトップ選手で２時間４０分代。レベルアップには、まだ時間を要するでしょうが、日々の努力がいつかきっと実を結ぶことになるでしょう。普段の彼女たちの主な練習場は、国立体育訓練センターや国立競技場です。

ベトナムには、国立体育訓練センターが、ハノイ、ダナン、ホーチミンにあります。中でもハノイは規模が大きく、陸軍のサッカーチーム、射撃、バトミントン、などの競技に混じって、陸上競技選手もここでトレーニングを積んでいます。マラソン選手は、ジュニアクラスが多く、２０代になると中国昆明での長期合宿（２年以上）に行く選手もいます。現在、２００９年１２月にラオスのビエンチャンで開催されるアジアのオリンピックと言われる「ＳＥＡＦＡＭＥ２５」に向け、本格的にトレーニングしています。

ベトナムの女子マラソン選手たちを「ベトナム国際ニャチャンビーチハーフマラソン２００９」に出場を要請しておりますので、実現すれば、パワーアップしたすばらしい走りに驚かされるかもしれません。参加者の皆さんも一緒に走りましょう。そして、日本からもゲストランナーの谷川真理さんをはじめ、マラソンの指導者が大会関係者として参加されますので、同じアジアの仲間として、選手・コーチとも交流が深まることを期待しております。